去る8月9日(日曜)、そよかぜコンサートに行って来ました。
高槻中高は、そよかぜコンサートには1994年の初回よりほぼ毎回参加していますが、今年はコロナの影響で例年通りの6月開催は一旦見送りとなっていました。
しかしながら、そのような状況下でも学生達に少しでも演奏の機会を、との関係者の想いと尽力により、8月での開催が実現した様です。
会場の高槻現代劇場では、密を避けるため様々な方策が取られていました。
今回は、入場出来るのは予めチケットを持っている保護者始め関係者のみで、私も事前に用意して頂いた招待チケットで入場しました。
他にも、入口で手を消毒して会場内ではマスク着用、会場座席は前後左右一つ飛ばしで立ち見は禁止、会場後ろの扉は演奏中も常時開放、等々。
プログラム構成も、昨今のコロナ再流行の兆しを受け、急遽出場校を午前と午後に分け、観客が一度に集まりすぎないように工夫されていました。
高槻中高は午前の部3番目の出演で、曲は「陽はまた昇る」「勇気100%」の2曲を演奏しました。
今年は吹奏楽コンクールが中止となり、ともすれば目標を見失いそうな中、数ヶ月に及んだ部活動休止期間では、楽器を持ち帰っての個人練で実力を蓄え、生徒達自ら参加を志願した今回の演奏会だけあって、本番では気持ちのこもった素晴らしい演奏を披露してくれました。
長引くコロナ禍の中、内向きになりがちな気持ちを前に向くよういざなってくれるような、そんな演奏だったように思います。
久しぶりの演奏会を無事に終えて、会場の外に現れた現役生達の表情は皆明るく、迎えに来たトラックに楽器や荷物を積み込んで、順次会場を後にしていました。
一足遅く始まる彼ら彼女らの短い夏休みが、充実した実り多きものになるよう願って止みません。
【文責】
中村大介
(1994年卒業46期・吹奏楽部第5期)
Σχόλια