2025年 ホームカミングデー合同演奏

2025年11月2日(日曜)、第12回ホームカミングデーが高槻中学校・高等学校で開催され、吹奏楽部同窓生と現役生でミニコンサートという事で4曲を演奏しました。

今回のミニコンサート、当初は同窓生のみで開催しようと思っておりましたが、同窓生の参加人数が当初少なめであった事から現役生にも参加してもらう形となり、また顧問の奥村先生や波賀野先生にも入っていただき、結果的に、

｢オール高槻中高吹奏楽部｣

ということでミニコンサート開催の運びとなりました。

当日は朝10時の集合予定。

｢早すぎるかな？｣と思いつつ、9時過ぎに学校に到着すると、既に奥村先生と部長さんが準備を始めていました。

部長さんが音楽室のシンクの掃除をしていたので、｢いつも部長さんのお仕事でやってるんですか？｣とお聞きしたところ、｢いえ、今日はOBの皆さんが大勢いらっしゃるので、キレイにしておこうと思いまして…｣との事。助けてもらっているのはこちらなのに、朝一番から大変頭の下がる思いでした。

9:30くらいから現役生の皆さんが続々と登校、同窓生も集まり始め、10時

からのパート練習に備えます。

パート練習は、奥村先生が個別に教室を用意してくださり、そちらで自己紹介を兼ね、合奏前のパー練を行いました。

各部屋では、最初はお互いに｢初めまして｣から始まり、練習を通じて徐々に距離感を縮めていく、そんな感じでパー練が進められました。

我らがトランペットパートは、現役生3名・同窓生5名の計8名でしたが、音量音質共に現役生が同窓生を圧倒するレベルであったため、｢今日は現役生の演奏に乗っからせてもらおう…｣と同窓生達の心は早々に決まりました…。

11時からは合奏です。

ホームカミングデーのために指揮をお願いした武部先生の前に、上は吹奏楽部5期から下は41期まで、世代の違う教え子たちが一堂に会します。そんなみんなを見渡しながら武部先生、｢何か不思議な感じ…。教師冥利に尽きるなぁ｣と感慨深げです。

練習は、B♭ドアのロングトーンに始まり、本日演奏予定の曲の合奏に移ります。

事前練習の際には｢楽しくやろう！｣と仰っていた武部先生も、練習が進むにつれて本能が呼び起こされるのか、指示にも徐々に熱がこもります。それがまた同窓生にとってはたまらなく懐かしい瞬間でもありました。

そして11:30前に最終合奏が終了、昼休憩を挟み、14時からの本番に備えてコナコピアホールの準備に移ります。そして満員のお客さんを迎えて、定刻通りコンサートが開演しました。

コンサートは冒頭、武部先生のご挨拶で和んだ雰囲気から、始まりました。演奏するのは、

《生徒歌》

《宇宙戦艦ヤマト》

《シング・シング・シング》

《USマーチ》(アンコール)

の4曲。

指揮は1～3曲目を武部先生が、アンコールを奥村先生が務められました。

《生徒歌》では、小さなお子さんの肩を寄せてリズムを取っている方がいたり、《宇宙戦艦ヤマト》では、そのお子さんが全身でリズムを取りながら演奏を楽しんでいたりと、和やかな雰囲気でプログラムが進行します。

《シング・シング・シング》では、一部クラリネットソロを現役生に託しましたが、ほとんどのソロ(トランペット・クラリネット・ドラムス)を同窓生が務めました。

今回のコンサートで参加した同窓生は21名。かなり久しぶりに楽器を手に取った同窓生が多く、深夜にスタジオを借りて練習した人、ジャン○ラの会員になって練習した人、後ろ髪引かれながらも大好きな飲み会を断って練習に励んだ人などなど、みんな限られた時間の中で精一杯の準備を重ねてきました。仕上がりは理想には程遠かったかもしれませんが、武部先生の下で、また久しぶりの仲間と一緒に演奏するのだという思いで何とか本番に漕ぎ着けました。

また、今回は現役生の皆さんに(多分に)助けられた形となりました。音の厚みやバランスなど、現役生の皆さんが居なければ会場のあの盛り上がりはなかったと思います。三連休の中日にもかかわらず参加してくれた約25名の現役生の皆さんに心から感謝いたします。

ミニコンサートは《USマーチ》をアンコールで演奏して無事に終了。14:30から始まる式典のお邪魔にならないよう、テキパキと撤収作業と会場の椅子並べを行いました。

片付けが終わったあとは、音楽室に集まって今日の振り返り、武部先生と奥村先生からお言葉を頂き、同窓会からは10月30日に案内を発信したファゴット購入のための寄付金募集のご説明を改めて行い、同窓生から多くの寄付を頂く事が出来ました。同窓生の皆様には急なお願い？にもかかわらず寄付にご協力頂きまして感謝申し上げます。

最後は全員で記念撮影、15:30頃には解散しました。

解散後は、武部先生と同窓生で一次会、二次会、三次会と終電ギリギリまで高槻市駅近くのお店で歓談、昔話から近況報告、はたまた今後の同窓会のあり方や現役生との関わり方まで、話は尽きることはなく、次回また集まることを期して各々帰途につきました。

それにしても演奏を終えて武部先生、

｢あと1～2曲いけたん違う？｣

先生、無茶言わないでください！

(でもちょっといいかも…？)

【文責】

中村大介

(1994年卒業46期・吹奏楽部5期)