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第63回大阪府吹奏楽コンクール

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2024年8月10日(土曜)、第63回大阪府吹奏楽コンクールが、堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)で開催され、高槻中学校・高等学校は、銅賞を受賞しました。


府大会当日は朝から快晴、夏特有の強い日差しが照りつける1日となりました。


現役生たちは朝8:00には学校に集合、トラックに荷物を積み込み、出発の準備に入ります。積み込みには武部先生にも朝からご足労頂き、高校3年生はじめ同窓生と共にお手伝いをして頂きました。

北摂地区大会では、慣れた会場へ電車でのパート別行動でしたが、今回は何分会場まで遠いことと、この暑さの中での移動疲れを軽減する目的で、バスを2台チャーターし、現役生たちは8:30頃バスで学校を出発、会場へ向かいました。


私は現地集合組で、現役生たちより少し早めに会場に到着しました。朝日をいっぱいに浴びたフェニーチェ堺は、青空に映え堂々の佇まいです。

9時のホール開場とともにホワイエが関係者やお客様で溢れます。同時に出演が早い高校でしょうか、制服やユニフォーム姿の高校生たちが続々と会場入りしていました。

ホワイエ辺りをウロウロしていると、現地合流の現役生や、遠くからわざわざチケットを購入して応援に駆け付けてくれた同窓生(大学生)にお会いできました。後輩たちを応援する気持ちが伝わってきて嬉しい限りです。


私は現役当時、大阪府大会に出場したことはありませんが、高槻が1995年に大阪府大会に初出場した時、後輩たちの演奏を聞きに行ったことがあります。それ以来の府大会、場所は森ノ宮から堺に変わりましたが、会場の熱気は当時と変わりません。


9:40頃、現役生たちを乗せたバスが、会場近くに到着。会場入口付近に一旦集まった後、程なくホール内の指定の楽器置き場に向かいます。


10時頃には、トラックが予定通りに会場に到着。打楽器と大型管楽器の搬入を行います。

その後管楽器パートはリハーサル室へ、打楽器パートは廊下や舞台袖で楽器の組み立てとチューニングに入りました。今回は本番前後の舞台袖での打楽器運搬のお手伝いのため、私も打楽器パートに帯同し、早めに舞台袖に入ることになりました。


高槻はプログラム6番(全27校+特別演奏)でしたが、打楽器パートが舞台袖に入ったのはプログラム2番の途中でした。想像していたよりも随分と広い舞台裏、壁の一つ向こう側のステージでは、高校生たちの闘いが既に始まっています。


緊張感漂う舞台袖に入ると、打楽器パートは楽器の状態やマレット等の確認です。同時に、ステージ搬入の順番や運搬担当楽器、ステージ上での位置取りをお手伝い組(高校3年生有志と同窓生数人)と確認します。その様子は実にテキパキしていて後輩ながら頼もしい限りです。


舞台袖を見渡すと、係員のスムーズな指示と誘導により、プログラム順に入ってくる出演者が次々と所定の位置に割り振られ、出番がくると彼らをステージへ誘導します。

今回の府大会会場で印象的だったのは、会場係員の皆さんが、笑顔で物腰柔らかくもきっちり仕事をこなされていた事です。特に緊張している出演者にとって、笑顔で接してくれたことは安心感と心強さを覚えたのではないかと思います。

大人だけでなく、お手伝いとして招集された近隣3校の吹奏楽部の生徒さんも同様でした。楽器搬入の際、色々と質問しても丁寧に答えてくれる男子生徒さんに、「大変な仕事なのにすごく落ち着いてますね」と聞くと「ありがとうございます。でももう3日目なので笑」とさわやかな笑顔。受け答えも抜群でした。


プログラム5番、同じ北摂代表の池田高校の演奏が始まると、打楽器パートは上手入口近くの「発射台」まで移動。ほぼ同じタイミングで高槻の管楽器パートの面々がリハーサル室から舞台袖に入ってきて、指示された椅子に座っていきます。

程なく、係員からステージへの打楽器搬入方法と演奏後の退出方法などのレクチャーがあり、諸々最終確認。そうこうしている内に池田高校の演奏が終わり、いよいよ高槻の順番がやってきました。


まずは打楽器パートからステージに入り、楽器の位置取りを入念に確認します。プログラム5番と6番の間に小休憩があり、管楽器パートが入場してくるまで余裕があったため、木管楽器の椅子を動かしてもらう等、曲中移動のスペースを十分に取る事が出来ました。

打楽器の配置が終わってしばらくしてから、管楽器パートがお手伝い組に見守られながらステージ上手から入場していき、最後に指揮の下村先生が入場。そしてほぼ定刻の11:30過ぎ、高槻の16年ぶりの大阪府大会が始まりました。


課題曲はⅢの《メルヘン》、自由曲は《バレエ音楽「三角帽子」より》。

演奏が始まると同時に、舞台袖下手に集まった先生方やお手伝い組の19人全員が、ステージ上の現役生たちの演奏にじっと耳を傾けます。

前半は少し緊張しているかなとも思いましたが、尻上がりに調子を上げ演奏が終了、高槻の府大会は無事に終了しました。


演奏終了後は、お手伝い組は打楽器搬出作業へ、現役生たちは写真撮影です。今回の全体写真のポーズは、自由曲から「三角帽子(?)」だったようです。


バックヤードを移動中、他校の出演者とすれ違うことが何度もありましたが、ほとんどの学校の生徒さんが「こんにちは!」と元気に挨拶をしてくれました。挨拶はやはり気持ちの良いもの、「マナーもしっかりしているなぁ」と感心です。


その後、楽器運搬のトラックに楽器と荷物を積み込んで、12:30頃にはトラックが出発、現役生たちも程なくバスで学校へ出発しました。学校に戻ってからは反省会が行われました。

大阪府大会も、結果発表は会場では行われず、府吹連HP上での発表だそうです。


そして当日夜にHPで結果発表があり、前述の通り結果は銅賞でした。下村先生によると現役生たち、悔しさはあるもののまずは府大会への進出を目標にしていたため、上位大会のレベルを肌で感じて納得の様子、との事でした。来年以降はこの経験を踏まえ、更なる高みを目指していって欲しいと思います。


なお今回は、急なご連絡にもかかわらず、同窓生の皆様には会場でのお手伝いや応援のメッセージを頂きましてありがとうございました。心より感謝申し上げます。


府大会出場という大きな目標を見事達成した現役生たち。そんな頑張る現役生たちへ、今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。



【文責】

中村大介

(1994年卒業46期・吹奏楽部5期生)



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