去る10月3日、ティンパニの簡易メンテナンスが行われました。
途中まででしたが、山本が立ち会いました。
このメンテナンスは、現在使用しているティンパニの状態を適切に把握するために、同窓会から楽器店に依頼したものです。
作業内容としては、
・ヘッド(皮)の交換
・エッジテープ(ヘッドと本体との間で滑りを良くするテープ)の交換
・チューニング
・可動部分(一部)の清掃およびグリス交換
の4点を実施していただきました。
また、後日(10月16日)、ヘッドが伸びた状態での再調整も行っていただきました。
担当者の方は、ヘッドの痛みはあるものの思ったよりも綺麗だった、とおっしゃっていました。ただし、廃盤楽器のため部品交換等を伴う修理は不可能とのことです。
私は予定の都合上途中で退席したため、メンテナンスの結果を先生と現役部員に確認したところ、メンテナンスの結果、音色の改善やチューニングの安定がみられるそうです。
なお、原因は不明ですが、一番大きなティンパニで設計上の音域が出ないという不具合が見つかりました。他のティンパニでの代用等により、実用上の問題はありませんが、今後の使用可能年数には不安が残ります。不具合の原因は完全分解しなければ判明しませんが、上述の部品供給の問題もあり、原因が判明しても対処は困難と思われます。
なお、今回のメンテナンスでは、チューニングの様子を現役部員にも見学してもらい、正しいチューニング方法を学んでもらいました。
今後、自分たちで楽器をケアする際に生かしてもらえると思います。
今回メンテナンスを行ったティンパニに限らず、他にも老朽化や不具合が見られる楽器があります。
部費等、現役部員による対応にも限界がありますので、同窓会から適宜支援ができると良いと思います。同窓会会員の皆様のご理解、ご協力をいただけますと幸いです。
山本 展彰(2011年卒)
メンテナンス前
メンテナンスの途中
メンテナンス後
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